投稿日:2025年5月29日|更新日:2025年5月29日
「ミントジュレップって、ただのミントのカクテルでしょ?」
…そう思ったあなた、正直もったいない!このカクテル、知れば知るほど深いんです。アメリカ南部の陽気な風を詰め込んだ一杯で、世界中のバーテンダーが唸るレベルの“クラシックの中のクラシック”。
実はあのケンタッキーダービーでも公式カクテルとして振る舞われるほどの“格式高き一杯”なんですよ。
今回はそんな「ミントジュレップの意外すぎる歴史」と、「プロ直伝の美味しい作り方」を、バーテンダー歴25年のマスターが本気で語ります。
【驚きの事実】ミントジュレップは、もともと薬だった!?
これ、意外に知られてないんだけど、ミントジュレップはもともと“薬”として誕生したカクテルなんです。
18世紀初頭のアメリカ南部、ミントと砂糖を混ぜた飲み物は「胃薬」として登場。その後、バーボンを加えていくうちに「おいしいじゃんこれ!」となって、カクテルとして進化。
つまり、カラダにも良くて、美味しい。…最高か?(最高です)
そして1938年以降は、アメリカ最大の競馬イベント「ケンタッキーダービー」の公式ドリンクに。今では毎年12万杯以上がこのイベントだけで消費されてるってんだから、もはや文化そのもの。
【プロ直伝】本当にうまいミントジュレップの作り方
「いや、家で作ってもどうせバーには敵わんでしょ?」
と思ってるあなた、甘い。家で“極上ミントジュレップ”を作るコツ、教えます。コツは3つ。
① ミントは“軽く潰す”のが正解
ガッシガシ潰す人いるけど、それやっちゃダメ。苦味が出るから。
グラスの内側にこすりつけるように軽く叩く、これだけで香り爆発します。
② バーボンはケチらない
「家飲みだし安いやつでいいか〜」って思いがちだけど、ここ大事!
おすすめはこのあたり:
③ クラッシュアイスを“これでもか”と入れる
ミントジュレップの魅力は、「冷え冷え&ゆっくり味が変わる」とこなんです。
だから氷はザクザク入れてOK! シルバーのカップ(ジュレップカップ)に山盛りの氷とミント、これぞ正義。
【比較】ミントジュレップ vs モヒート、何が違う?
よく聞かれるんです、「ミントとバーボンって、モヒートと何が違うんですか?」って。
簡単に言うと:
- ミントジュレップ:ベースはバーボン。甘さ控えめでウッディな味わい。
- モヒート:ベースはラム。フルーティで軽やか。
つまり、モヒートは“夏の海”で飲む感じ、ミントジュレップは“サマーガーデンで語らう”感じ。…分かる?この違い。

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【本音トーク】実はバーでも人気が分かれる一杯
25年バーテンダーやってるけど、ミントジュレップ頼む人って、通(ツウ)が多い印象なんです。
いきなり来て「ミントジュレップください」って言われたら、「おぬし…できるな」と心の中でうなずく(笑)
けど、逆に言えば“クセが強い”って感じる人もいる。だからこそ、最初の一杯は自宅で、じっくり味わうのがおすすめ。
【まとめ】一杯で旅する南部の風、試さない理由ある?
爽やかで渋くて、ちょっと背伸びした気分にもなれる。それがミントジュレップ。
今夜、氷を山盛りにして、ミントの葉をふんわり潰して、バーボンをそそいでみてください。
グラスの中に、アメリカ南部の陽気な風が吹くはず。
さあ、あなたはどう思いますか?「ジュレップ、作ってみようかな」と思ったら、ぜひこの記事をシェアして、次の一杯に乾杯しましょう!
この記事を書いた人:バーテンダー歴25年のマスター|プロブロガー
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