高齢者向けNISA創設で変わる投資環境|毎月分配型投資信託はアリ?

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公開日:2025年4月15日|更新日:2025年4月15日

新NISAと高齢者向け制度の動き

昨年からスタートした新NISA制度は「長期・積立・分散」をキーワードに、多くの若年層が投資の第一歩を踏み出すきっかけになりました。 しかし、高齢者層からは「今から長期投資ってどうなの?」「分配金が欲しいのに…」という声が多く上がっていました。

そこで、金融庁が現在検討しているのが「高齢者向けNISA」の創設です。注目すべきは、これまで非対象とされていた「毎月分配型」の投資信託が、特例として組み込めるようになるかもしれないという点。

毎月分配型って実際どうなの?

投資の世界では「毎月分配型=悪」と言われがちです。なぜなら、元本を取り崩して配当しているケースが多く、資産形成には不向きとされているからです。 でも、すでに資産をある程度築いた高齢者にとっては、「生活費の足しになる定期的な収入」はむしろ大歓迎。

この制度が実現すれば、年金と合わせて「安定したキャッシュフロー」を構築できる手段のひとつとして、NISAの新たな選択肢になりそうです。

スイッチングも1回可能に?

新制度の検討では、既にNISA口座を持っている高齢者に対して、保有商品を売却せずに毎月分配型商品に移行できる「スイッチング」も1回だけ認める方向とのこと。 これが実現すれば、現在の資産を活かしながらライフスタイルに応じた資産運用が可能になります。

個人的な所感:もっと自由な選択肢を

NISAはもともと「投資初心者でも安心して始められる」ことを目的とした制度。でも、若い世代ばかりに注目が集まり、高齢者にはハードルが高い印象も否めませんでした。

今回の動きで、「高齢者だって資産を活かして人生を楽しめる時代」が少し近づいたように思います。投資は若者のものだけじゃない。そう言える制度へ、これからのNISAが進化してくれることを期待しています。

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